競馬予想に欠かせない外厩
外厩を知るだけで的中率・回収率が向上すると言っても過言ではありません。
予想で軸馬を選ぶときの大事な要素にもなっている外厩。
外厩を知って予想するのと知らずに予想するのとでは大きな差があります。
ご存知の方もおられると思いますが、まだ外厩についてあまり知らないという方の為に少し触れてみたいと思います。
外厩(がいきゅう)とは?
一言で言うと調教設備の整った放牧地のこと。
外の厩舎ということです。
有名な所では、ノーザンファーム天栄、ノーザンファームしがらきなどがあります。
近年、テレビでもその名を良く聞くようになったのではないでしょうか。
他にもノーザンファーム空港やノーザンファームなどがありますし、それ以外でも100以上の放牧地があります。
- 社台ファーム山元トレーニングセンター
- 宇治田原優駿ステーブル
- グリーンウッド・トレーニング甲南馬事公苑
- 吉澤ステーブルWEST
これらの外厩も有名です。
また、美浦トレセン、栗東トレセンを内厩と言います。
一昔前は、レース前にJRAの施設である美浦トレセンや栗東トレセンで競走馬を調教してレースに出走していました。
しかし、近年では外厩と言われる放牧地で競走馬を調教し、そのままレースに出走することができるようになりました。
そのままと言ってもルールがあります。
JRAではレースの10日前までに、美浦又は栗東のトレセンに滞在していなければならない。
というルールがあります。
調教は外厩、滞在はトレセンといった具合でしょうか。
外厩が誕生した訳?
外厩の誕生には理由があります。
同じ施設内ばかりで調教されていると、馬もストレスが溜り悪影響になるため、広大な放牧場でストレスなく育成する方がいい成績に繋がるという考え方が基本のようです。
海外では当たり前になっている育成方法で、競走馬が著しい成長を見せており、素晴らしいレース成績を収めています。
日本でも外厩で育成された海外の競走馬に立ち向かう為に、社台グループがいち早く海外の育成方法を導入しました。
それが外厩(外厩制度)です。
外厩が導入されてから、日本の競走馬の育成、調教が非常に良くなったと言われています。
中にはビックリするくらいの成長ぶりを見せる競走馬もいます。
外厩ってどんなところ?
では、どんな所かと言いますと、一面に草原が広がっているだけの放牧地もありますが、それだけではありません。
放牧先にもよりますが、ノーザンファム天栄のように施設内に調教用のトラックや調教に必要な設備が整っており、栗東坂路調教コースよりキツイ坂路コースを設置している所もあります。
コースには何台ものモニターが設置(外厩先による)されていて、競走馬の走っている姿勢などを全てモニターでチェックし、それらのデータを元に施設スタッフや調教師達が調整をしていくのです。
外厩先によっては獣医師が常時スタンバイしているなど、競馬のプロ達が働いている施設です。
競走馬にとって一昔前の「放牧=休憩」だけではありません。
競走馬のリフレッシュも兼ねて日々トレーニングを強いられているのです。
外厩で競走馬は強くなる?
JRAの施設も設備は整っていますが、外厩は競走馬にとって何より環境がいいとされています。
文章ではわかりにくいかもしれませんが、素晴らしい設備の整った放牧地なのです。
全ての馬が強くなる訳ではありませんが、外厩で調教された競走馬のほとんどが着実に成績を積み上げています。
厩舎によっては外厩を利用したり利用しなかったりですが、外厩をうまく利用している厩舎も着実に成績を向上させています。
また、厩舎や競走馬にも相性のいい外厩先があるようです。
厩舎を知ることも競馬をする上においては非常に大事になってきます。
外厩情報はどこで入手できる?
どの厩舎がどこの外厩を利用しているのかを知れば、馬券の買い方も少しは変わってくるでしょうし、的中率も向上していくということ。
ただ、この外厩情報が中々表には出てきません。
一部のサイトでは有料で公表もしていますが、 一般の私たちにとっては独自入手が非常に困難なのも事実です。
どうしても自分で調べたいというのであれば方法は一つです!
美浦トレセン、栗東トレセンに行きましょう!
各馬の外厩先が一覧で張り出されています。
まとめ
- 外厩+厩舎(調教師)
これを知れば着実に的中成果を上げていく可能性が期待できます。
また、予想に外厩を取り入れることにより、的中率・回収率の向上はもちろんのこと、競走馬の成長も把握することができるようになります。
趣味や遊び、ギャンブル(公営ギャンブルですが・・・)ではなく、投資としても競馬を楽しむ事ができるようになるのではないでしょうか。
競馬予想に外厩を取り入れて、的中率・回収率をさらに向上させていきましょう!