調教、追い切りタイム
調教タイムで馬を判断するのは難しいですよね!
JRAでは坂路調教に限り、各馬に「ICチップ」を装着し追切タイムを計測。
そのタイムを各新聞社が採用しているので非常に正確です。
スポンサーリンク
追い切りタイムの見方?
最終の追い切りまでに中間で何回走ったのか?
日を追うごとにタイムが伸びたのか?縮んだのか?
中間のコースと最終コースをなぜ変更したのか?
など。総合的に判断して馬の調子を見極めていく方がいいと思います。
中間で一杯に追って最終では馬ナリ。
中間で馬ナリに追って最終では一杯に追う。
中間も最終も馬ナリ。
中間も最終も一杯。
中間はウッドチップコース、最終は坂路。
中間の騎乗者は助手。
最終は調教師又は騎手。など。
これらを総合的に判断して馬の状態を見極めることが大事だと思っています。
ラップタイムも大事?
もう一つ大事だと思っていることがあります。各ハロン毎のラップタイムです。
私は勝負したいレースに限り、必ず出走馬のラップタイムを計算しています。各ハロン毎のラップタイムを計算することによって、
バテるのか? バテないのか?
末脚はあるのか?ないのか?
逃げ切るのか?差されるのか?
などの判断材料にしています。
例ですが2016年のマイルCSの2頭のラップタイムを見て下さい。
ミッキーアイル
栗東坂重 51.7(800m) 14.1(4F) 13.1(3F) 11.8(2F) 12.4(1F) 一 杯
イスラボニータ
美南W稍 56.1(800m) 15.2(5F) 14.8(4F) 14.8(3F) 13.6(2F) 12.9(1F) 馬ナリ
ミッキーアイルが2ハロンから1ハロンにかけ少しタイムが落ちているのに対し、イスラボニータの方は逆に縮んでいます。それも馬ナリで。これらから推測できることは、
ミッキーアイルは後半少しバテる?
イスラボニータは後半伸びる?
と推測できるのではないでしょうか。
結論?
まぁ、0.6秒くらいあまり関係ないかもしれませんが、あくまでも判断材料です。アスリートでも0.1秒で金メダルを逃すときもあると考えれば重要?かもです。
また、800mのタイム差が約4秒あります。これから推測できるのは、ミッキーアイルが逃げて、後半少しバテても逃げ切れるのではないか。
イスラボニータは馬なりでこのタイムだから、叩けば11秒台で差せるのではないか。言うまでもなく、レース展開によって全てがこの通りに当てはまるとは言えません。あくまでも判断材料の一つです。
中には調教だけ、ずば抜けて好走するタイプの馬もいるので騙されないようにしましょう。
私は一度騙されました。ネロ・・・に。
2017/1/29 また、ネロにやられました・・・(涙)
以上、調教タイムのお話でした。
スポンサーリンク